【手すきの和紙「杉原紙」】

 兵庫・多可町(たかちょう)は、昔ながらの手すきの和紙「杉原紙(すぎはらがみ)」発祥の地として知られています。


 やさしい白さと柔らかさが特徴の紙で、多可町には、その「杉原紙」の歴史を学んだり、紙すきを体験できたりする施設があり、お邪魔してきました。


 案内してくれたのは、元多可町長の戸田善規(とだ・よしのり)さん。


 「杉原紙」の研究の第一人者人で、去年のNHK大河ドラマ『光る君へ』で描かれた紫式部が「源氏物語」を書き上げた和紙は「杉原紙」ではなかったかと推察した本「紫式部が愛した紙」も発刊しています。


 施設に入ると、歴史を紹介したパネルのほか、紙すきの工房、さらに「杉原紙」で作ったマウスパッドや財布などが展示、販売されていました。


 多可町の小学校では、卒業証書は子どもたち自身ですいた「杉原紙」が使われるということで、こうした取組が、故郷の歴史を知り、愛着を持つ良い機会につながっていくと感心しました。