【元“統合幕僚長”の講演】

 東京で、半年に一度開いているモーニング・セミナー。

 ことし初めての開催で、講師は、元統合幕僚長の河野克俊(かわの・かつとし)さん。

 河野さんは、 自衛隊の制服組トップの元統合幕僚長。

 在籍当時、「安倍元首相が最も信頼した自衛官」と呼ばれ、在任は異例となる長期の4年半に上り、4年前に退官されました。

 現在、テレビなどの討論番組やニュース番組などにも多数出演していて、きょうは、日本の安全保障をテーマに話を伺いました。

 このうち、台湾有事 については、台湾総統選挙がある来年(2024年)に動きが出てくる可能性を指摘。

 前兆として、▽サイバー攻撃や、▽フェイクニュースなど、ウクライナ戦争でも見られた攻撃に注意すべきと述べました。

 そして、「『反撃能力』の考え方は間違っていない」としたうえで、専守防衛のあり方についてきちんと考えるべき」と、訴えました。

 

 きょうは国会の召集日。

 今国会の焦点の一つが、防衛力の強化で、政府は、防衛費増に伴い、財源確保のため増税を行う方針を示しています。

 維新は、防衛費の増額は理解するものの、増税には反対の方針で、今国会でもしっかり訴えていきます。

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