【『令和』始まる】

 『令和』初日のきょう、東京は、天気予報では雨だったのに、良い天気になりました。

 昔の記者時代、皇室関係の取材は雨予報でも晴れになることが多く、記者の間で「陛下は晴れ男」と話していたのを改めて思い出しました。
     
 皇位継承の証『三種の神器』も置かれ、厳かななかで始まった一連の儀式。
     
 「即位後朝見の儀(そくいごちょうけんのぎ)」で、陛下は、平成のときより長めに読まれました。
     
 これも「令和」流なのかもしれません。
    
 それにしても、記者時代の思い入れもあって、陛下を見ながら、どうしても「皇太子さま」と言ってしまいます。
    
 この感覚こそ「時代の変わり目」だと思います。すぐに慣れると思いますが…。
    
 一方、気になったのが「剣璽等承継の儀(けんじとうしょうけいのぎ)」で、同席した男子の成年皇族が、▽皇嗣殿下(こうしでんか)と▽常陸宮(ひたちのみや)さまだけだったこと。
    
 ここに、皇室最大の課題「安定的な皇位継承」があり、今後、国会でしっかり議論していく必要があります。

      
 「令和」の時代がよりよい年になることを心から祈っています。