【参議院・憲法審査会の課題】

参議院の憲法審査会はきょう、今国会で3回目となる討議が行われました。
衆議院の憲法審査会に比べて、「周回遅れ」と揶揄されている参議院の憲法審査会。
その理由は、いくつもあります。
まず、毎週水曜日が定例日なのに、2週間に1回しか開かれません。
そのうえ、毎国会ごとに、振り出しに戻ったように「各党の憲法に対する考え方」をテーマにした議論から始まり、各党各会派が同じ意見を繰り返す「放談会」の様相です。
このため、なかなか、その先の議論へ進まず、何もまとまらずに、毎回、国会が終わるんです。

きょうで、今国会の討議は3回目となり、テーマは『災害時等の選挙制度』。
録画 ⇨ https://x.gd/CGCCW
そもそも、このテーマが『憲法改正』とどう関係があるのか?という感じですが、これには、大災害などの国家緊急事態で選挙実施が困難なときに「議員任期の延長」を認めるべきかどうかの議論があるからです。
われわれ維新は「議員任期の延長」を認める憲法改正の必要性を訴えていますが、“必要ない”と主張する会派は「参議院に認められている『緊急集会』と呼ばれる制度と、『繰延投票』で対応すれば良い」としています。
要は、ここから議論が進んでいないわけですが、もっと意見集約する努力をしていかなければいけないと考えています。

そもそも、憲法審査会は平成23年10月から始まり、実に13年半もの月日が経とうとしています。
それなのに、未だ、各党各会派が意見を述べるのみで、有識者からは、多額の国費を投じているにもかかわらず、機能不全に陥っているとの指摘もあります。
産経新聞 ⇨ https://x.gd/xIEuH
国民の命と暮らしを守るための基本法たる憲法に向き合い、時代に即したものに作り上げていくことは、国会議員に課せられた重大な責務。
一日も早く、国民投票が実施されるよう、全力を傾けていきます。